手術用鋼製器具管理での良くある質問にお答えします。
手術用鋼製器具の管理についてはガイドラインなどはありますか?
手術用鋼製器具の管理については日本手術医学会の「手術医療の実践ガイドライン」に記載されています。
第7章にて洗浄・滅菌・保管についての記述、第10章に物品管理として記載されています。
内容中にバーコードおよび2次元シンボルにて管理の必要性が望まれていますが、SURGICAL BRAIN SYSTEMでは
それらに加え、RFIDを使用して業務効率をあげることも可能です。
手術用鋼製器具の単品管理については日本医療機器工業会が策定した「鋼製器具2次元シンボル表示標準ガイドライン」に
準拠し弊社で製造している手術用鋼製器具はガイドラインに沿った2次元シンボルを刻印しています
2次元シンボルとは何ですか?
2次元シンボルとはバーコードを発展させた情報記録・識別用の記号です。
バーコード(一次元シンボル)は一般小売店のレジなどで使用されていますが、記載される情報量が制限されるため
情報量の増加が望まれていました。そのために開発されたものが2次元シンボルです。バーコードが横方向だけの情報
読み取りに対して、縦方向へも記号があるため2次元シンボルと呼ばれています。日本では潟fンソーウェーブにて
開発されたQRコードが有名ですが、「鋼製器具2次元シンボル表示標準ガイドライン」では世界的な普及を考え
データマトリックスという方式も採用されています。
すでに持っている手術用鋼製器具にも刻印は可能ですか?
大丈夫です。導入前に弊社で病院内にある既存の手術用鋼製器具の状況・本数を確認させていただき、現地での刻印を
行なうことが可能です。運用中のものに刻印する場合にはご相談させていただき、出来るだけ支障の無いように
作業させていただきます。刻印を行なった手術用鋼製器具については洗浄・滅菌を実施してください。
刻印された2次元シンボルは消えることはありますか?錆などは大丈夫ですか?
手術用鋼製器具への2次元シンボルの刻印は、弊社で技術的に検証されたレーザー方式か、ドットピン方式を使用します。
弊社で製造する手術用鋼製器具については出荷前に刻印評価を行い、読取保証をしています。
既存品の場合でも2箇所へ刻印を行い、運用に支障の無いように配慮しています。
(使用頻度によりますが、既存品でも最低約1年間は運用可能かどうか刻印評価を行なっております。
ただし運用での円滑な管理を考慮致しますと、片側が読めなくなった段階での再刻印を推奨しています。)
弊社製品には塩水噴霧試験などで錆対策のテストを行なっています。
材質や形状により刻印不可のものもありますのでご相談ください。
システムの金額が高そうなんですが?
実際に導入する際には工程内にどのような機器を設置するかによって金額も変わります。ご予算に応じて最適な
システム規模をご提案いたします。また本格導入の前に運用を確認する場合には最小限のシステムを構築し、
後から増設する形でもご提案が可能です。
ぜひ現在問題になっている点を含めて弊社へお問合せください。
その他、ご不明な点などございましたらぜひこちらまでお問合せください。